飛距離が思ったより伸びないと感じている方はぜひ一読ください。
キャスト(投げ方)のテクニック以前の問題かもしれません。
言われてみれば単純なことだけど、すぐにできる飛距離の伸ばす方法です。
大前提として、本ブログではライトソルトを基本としたスタイルを推奨しております。
ライトタックルのすゝめ ~シーバスタックルで釣れない人へ~
また、メインで使用するラインをフロロカーボンおよびナイロンを推奨します。
※PEラインは推奨しません。メインで使用するにはデメリットの方が多いため
結論
飛距離が伸びない見落としがちな要因
劣化したライン(伸びきったライン)
巻きクセの付いたライン
→飛距離が落ちたと思ったら、ラインを新品に交換する
投げ方のテクニックの前にタックルの確認を!
→キャストで力んでしまうクセがついてしまうので要注意
ラインが劣化していると飛距離がでない
質問です
- あなたのリールに巻かれているラインはいつ巻いたものか答えられますか?
- 何度釣行してどれだけ魚とやりとりをしましたか?
- 根掛かりを外すために、何度強く引っ張ったでしょうか?
覚えていない、わからない方はこれから少し意識してみましょう。
当たり前ですが、ラインは劣化します。
上記の質問は、ラインがどのくらい劣化しているかを確認するためのものです。
劣化したラインを使用することのデメリット
強度が落ちる
伸縮性が落ちる
はじめに、強度の問題です。
強度が落ちるのは容易に想像がつくと思います。
魚を掛けたときに重さに耐えられず切られてしまう。
障害物に擦れたときに切れてしまう。 など
次に、伸縮性の問題です。
伸縮性が落ちることはキャストの飛距離にとって大問題です。
例えば「輪ゴム」を遠くへ飛ばすことを想像してみてください。
あなたはどちらを選びますか?
・経年劣化でひび割れしそうな輪ゴム
・新品の輪ゴム
ラインも同じです。
何度も魚を掛けてやり取りしたライン、根掛かりして引っ張ったラインは伸びきっています。
先ほどの例でいえば、柔軟性を失った輪ゴムと一緒です。
ラインの状態を今一度確認してみましょう。
ラインの巻きクセが飛距離の邪魔をする
キャストをするとリールから勢いよくラインが放出されます。
放出されたラインはロッドのガイドを通る時に抵抗が生まれます。
これが飛距離を落とす原因の一つですが、現在のガイドは高性能なので摩擦を最小限に抑えるような設計をされています。
とはいえ、抵抗となる要素は排除すべきです。
リールからラインを少しだけ観察してみてください。
ラインに螺旋状のクルクルしたクセがついていませんか? これが飛距離を落とす原因です。
クルクルのカールしたラインはガイドに当たることで抵抗となり、飛距離を落としてしまいます。
下記に当てはまったらカールしたラインが出来上がり
1カ月以上釣りをしていない
太いラインをメインに使用(8lb以上)
長く同じ状態で放置されていると、クセがつきやすいです。
髪の毛にパーマをかけることを想像するとわかりやすいかもしれません。
太いラインは、細いラインと比較して硬いためクセがつきにくいです。
しかし、一旦ついてしまったクセはなかなか直りません。
ラインにクセをつくらないためには
たくさん釣りに行こう
細いラインを使おう
身も蓋もないですが、しょっちゅう釣りに行く人はあまりラインのクセはつきません。
クセがつく前に釣りをしているからです。
「そんな釣りばっかりしてられない」という声が聞こえてきそうですね。
そういった場合は、釣行の都度ラインを巻き替えることをおススメします。
久しぶりの釣行でライントラブルになるくらいなら、そこは必要な出費ととらえるべきです。
ラインも高品質のものはいいお値段がしますよね。
お財布事情が気になる方は低価格帯のラインにしましょう。
低価格帯のラインでも、いつ巻いたかわからないラインよりかは幾分マシかと思います。
「ロッドを強く振らないと飛ばない」と思いがち
ロッドを強く振れば遠くへ飛ぶ → 半分正解で半分間違いです。
飛距離 = タックル × テクニック + ルアーの重さ
飛距離は、使いたいルアーの重さにあったタックル(ロッド、リール、ライン)と投げるテクニックで決まります。
先ほど劣化したラインと巻きクセの付いたラインが飛距離を落とす要素であることは説明しました。
テクニック以前に、ライン(タックル)の準備で見落としがちだからです。
タックルの準備が万端であれば、そこまで強く振らなくても飛んでいきます。
そもそも強く振ってしまうのは、飛ばないから力で何とかしようとしまうためです。
バランスの取れたタックルに力は必要ありません。
ロッドのしなりが、リールの性能が、ラインの柔軟性が飛ばしてくれます。
飛ばないと思ったらまずはタックル(特にライン)の確認をしてみましょう。
まとめ
飛距離が伸びない見落としがちな要因
劣化したライン(伸びきったライン)
巻きクセの付いたライン
→飛距離が落ちたと思ったら、ラインを新品に交換する
「強く振らないと飛ばない」は飛ばないタックルを使用しているから
キャストのテクニックを検討する前にタックルの準備を万端に
飛ばないタックルを使うとキャストで力むクセがついてしまう
飛距離以前に思ったところに投げられない
最高の一尾に出会えますように
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